リウマチ 因子

病院でのリウマチの血液検査

リウマチ因子という言葉があります。

聞きなれない言葉かもしれませんが、リウマチ因子とは、主に関節リウマチの検査に利用される検査項目です。間接リウマチは、朝の手のこわばりなどの初期症状があった場合にすぐに病院で診断し、薬を服用することによって、骨の破壊などのリウマチの進行をくいとめることができます。

慢性関節リウマチの場合は、初期での病気の診断の決め手がなく、診断が難しい病気です。診断のためには、様々な検査を行いますが、血液検査もその中の一つです。一回の検査では、診断するのが難しいために、何回か検査を繰り返して、リウマチと判断していくのです。

検査の種類も様々で、X線検査、血液検査、関節液の検査、尿検査、合併症の検査などを繰り返して、診断、薬の投与を行っていきます。

リウマチの初期症状が出たら、「病院の何科を受診したらいいのか?」という問題ですが、リウマチかどうかの判断がまだつかない場合は、内科、整形外科に相談して、自分の症状を詳しく話します。その後にリウマチと疑われたなら、専門医に紹介状を書いてもらうのがいいでしょう。

経験が豊富な専門医に診てもらうのが一番いいと思います。「リウマチ科」「膠原病科」がある病院もあります。また、日本リウマチ学会が認定する「リウマチ専門医」や「リウマチ登録医」というのもあります。

リウマチ因子について

先ほど述べたように、リウマチの診断には、様々な検査を繰り返します。血液検査だけでも、色々な反応を調べるための、項目があります。血液から免疫学的な検査を行い、自己抗体であるリウマチ因子を、持っているかを調べます。

しかしこれは、健康な人でも持っている場合があります。

リウマチの患者さんはリウマチ因子の陽性率が80%といわれ、後の20%の人は陰性です。そうなると、リウマチ因子が陰性の慢性関節リウマチもあるということですよね。

しかし、リウマチ因子は、リウマチ以外の病気の場合でも陽性反応が出る場合があります。慢性肝炎、万性感染症、膠原病などがそうです。ですから、リウマチ因子が陽性だからと言って、リウマチとは診断できない場合もあるのです。リウマチ因子の血液検査は、抗リウマチ剤の薬の効果があると、低下してくるので2か月に1度位は測定します。

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